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【体験記】学振通過から終了後までのNote

お金

こんにちは、凡才博士です。
今回もあまり世間ではよく知られていない、学振通過後の手続きについて体験談を元にシェアさせて頂きます。学振取るまでは多くの情報にあふれてますが、通った後って中々どう行っていくか分かりませんよね。
私の忘備録も兼ねて全体のスケジュール感をざっと説明できたらと思います。

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学振通過後

毎年10月中旬に学振の合格発表があります。

残念ながら落ちてしまった方はまた来年めげずに申請してみましょう。

合格された方はおめでとうございます!これであなたもアカデミックの仲間入り!自分で自由につかえる研究費がつきます。(教授に使用用途を握られている所も存在しますが。。。)

合格したのも束の間で、ここから先も色々な書類提出の締め切りに追われます。学振へ提出しなければならない書類を簡単に時系列を含めてご紹介いたしますので、参考になれば幸いです。

特別研究員審査結果通知書

例えば就職活動をするとして、あなたは特別研究員である事を証明できますか?

この問いに唯一答えられる書類が「特別研究員審査結果通知書」です。今後の申請書には特に必要ないですが、あなたが学振に内定した証明書としてぜひダウンロードして取っておいてください。

実際、どこにも求められる訳では無いですが、タダで自由にダウンロードできる出来る書類はこれしかありません。本当に証明書が欲しいのであれば、事務所へ返信用封筒を送り付けて証明書を送ってもらうしか方法がありません。

そこまでの労力をかけたくなく、手軽に特別研究員の証明になりますので、ダウンロードだけは忘れずにしておきましょう!ある程度時間が経つとダウンロードできなくなってしまいますので、、、

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3月頭に提出必須書類

(令和元年度の例)

4月から単純に学振が始まるかと思いきや、そうではありません。各書類に押印ラッシュが始まります。

上記が3月頭に提出する書類のチェックシートになります。変更手続き書類は一般的にはかなりの変化が無ければ関係ないので、研究室等に変化が無ければ提出する必要は無いです。

チェックシートには3月末まで、4月までと提出期間を延ばす必殺技がチェックできるようになってますが、今後も書類の提出は重なってきますので、ここはサボらず着実に書類を提出していきましょう!

一般的に提出すべき書類は以下のようになります。

  • 採用時特別研究員受入承諾書
  • 誓約書
  • 研究遂行経費に関する調書
  • 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
  • 研究遂行経費の希望の有無
  • 住所等調書・振込銀行調書

上記の書類は学振のWebにもフォーマットがアップされていますが、自分の学振ポータルにログインにして書類一式をダウンロードした方が便利です。Webでチェックを入れたところが自動で入力されていますし、右上の受付番号も自動入力されているので、私の汚い字で書くことを省略できます。

採用時特別研究員受入承諾書

名前とハンコを押す箇所がいくつかります。ポータルで自分の申請書をダウンロードした方は既に「受入研究者」の欄は自分の指導教員等の名前が自動で入力されているかと思います。

研究機関長・機関名・職・氏名

この欄は大学であれば学長(その機関の一番偉い人)のハンコが必要です。学長レベルとは気軽に会えないと思いますので、決していきなり学長室を訪ねるような事をせずに、素直に教務課等の窓口に行って、学長のハンコを頼みましょう。学長のハンコを貰うのに約1週間ほどかかる事が多いと思いますので、早めにハンコを貰う申請をしましょう。

受入研究者・所属・部局・職・氏名

こちらはポータル経由でダウンロードした場合は既に自分の指導教員等の名前が自動で入力されているかと思います。無い場合は自身の指導教員がこの欄に入ります。こちらにもハンコが要りますので、先生には書類をそろえて持っていくようにしましょう。

*大丈夫かと思いますが、ハンコの順番は指導教員→学長の順番です。日付に関してはハンコを貰う段階で記入しなくてもいい場合がほとんどですが、この日付は何日でも構いませんので、教務の人に注意されたら記入しましょう。

誓約書

こちらは説明は特にありません。自分の名前と印鑑を丁寧に書きましょう。

あ、印鑑はシャチハタではなく、ちゃんとした印鑑ですよ?銀行口座用ほどかしこまらなくてOKです。300円程度でハンコは買えると思いますので、無い場合は適当に買いましょう。

研究遂行経費に関する調書

こちらも、後々助けてくれますので研究遂行経費は必ず希望しておきましょう!研究遂行経費に関しては以前の記事を参考にしていただければ幸いです。

給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

この書類ももしかしたらこれまでアルバイト等をしていた人は、記入したことがあるかもしれません。

結婚しているとか、子供がいるとか、親を養っているとか、誰かを養っている場合を除き、記入すべきところは限られています。

学振さんは優しいので、一人暮らし(実家暮らし)、独身(貧乏博士が結婚できるわけない、そもそもモテない)の方がほとんどだと想定しているので、記入すべき場所を太線で囲ってくれています。

太線の枠内を素直に埋めましょう。ハンコもシャチハタ以外であれば何でもOKです。個人番号(マイナンバー)は求められている場合のみ記入しましょう。

実家の場合は世帯主は父親もしくは母親の名前を書きましょう。

*所得税を低くするTips

この書類の中に勤労学生に関してチェックを入れる欄があります。書くだけで税金が下がる可能性があるので、忘れずに書いておきましょう。学振と勤労学生と確定申告については後ほど開設予定です。

下の汚い図に勤労学生に☑を入れて、左にOO大学(OO年4月1日入学)と必ず書いておきましょう。

意味が分からず書いていても後ほど救ってくれるかもしれませんので、とりあえず書くだけは書いておくことをお勧めします。

住所等調書・振込銀行調書

こちらは既にWebで入力している方がほとんどですよね。単純に住所と、給料が振り込まれる口座を指定して書くだけです。

ちなみに私は楽天銀行を指定して振り込みを行いました。ネットバンキングにも対応しているなんて先進的な学振です。

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4月初旬に提出必須書類

これまでは3月頭に提出すべき書類を説明してきましたが、なぜか4月になってからの提出書類があります。

恐らく年度で辞める人もいるかもしれないので、その防止策として4月になってから各種の証明書を提出させる意図があるのでしょう。

4月初旬に提出する書類は以下のようになっていました。

採用時特別研究員受入承諾書・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書は既に3月で提出済みとなっていると思うので、

新しく提出する書類は以下の2つですね

  • 在学証明書
  • 特別研究員DC資格確認書

在学証明書に関しては、すぐ発行できますので、特に説明は省きます。

特別研究員DC資格確認書

自分のポータルからダウンロードした場合は、終業年数・入学年日・休学の有無に既にWebで入力した物にチェックが入っているはずです。

こちらは学長のハンコが一番最後の欄に必要です。そのためもしかのであれば3月に提出する「採用時特別研究員受入承諾書」と同時に学長のハンコを貰うのがスムーズで良いです。(教務課に断られてしまった場合は、おとなしく4月になってからハンコを貰いに行きましょう)

こちらにハンコを貰ったら、在学証明書を印刷して提出して終了です。

*Tips
チェックリストにも書いてありますが、学振に送る書類は一切返却されませんので、事前にスキャナー等で控えを取る事を忘れずに!

私は実際に学振の問い合わせ窓口に電話をかけたことがあるのですが、めちゃめちゃ冷たく対応されます、、、(さすがお役所、、)メンタルが少しやられるので、トラブルが起こる前にコピーを保管しておきましょう。

今回の手続きが終了したらようやく学振の研究が始まると思いきや、まだまだめんどくさい手続きがあります。次は科研費の金額決定ですね。時間があればまたご紹介させていただきます。

科研費の金額決定についても解説しましたので、下記の記事を参照ください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。読者の皆様のお力になれれば幸いです。

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