こんにちは、凡才博士(@hakase_life)です。自分の科研費の結果を見ていたら、学振から令和5(2023)年度以降の科研費公募スケジュールの変更情報が出ている事に気が付きました。
スケジュール変更は申請書を書く場合にかなり影響してきますので、こちらで情報共有も兼ねてまとめておきます。
ちなみに、去年の科研費の公募スケジュールは以下の記事のようなスケジュールでした。
公募スケジュールの変更詳細
公募スケジュール変更についての学振から通知はこちらです。変更点だけ切り出すと、以下のような表が通達されています。
下線部に関しては、これまでのスケジュールから変更になった所です。特に公募開始と公募〆切時期がほとんど変更になっている事が分かります。下線部だけでは早くなったのか遅くなったのか分かりませんね。
最も申請するのが多そうな基盤S・A・B・C・若手のスケジュールだけまとめると以下のようになります。(通知内容が少ないため、いつから審査開始かとかは読み取れませんでした。)
令和4(2022)年度までの旧スケジュール
変更点がいまいち分かりませんので、従来のスケジュールも示しておきます。(学振HPより引用しておりますので、色々な研究種目が入っております。
令和4(2022)年度は基盤SとAが足並みをそろえて〆切を設定していましたが、結果開示はSだけ遅かったですね。
若手としてはS・Aはあまり関係なく、10月頭までに科研費の申請書を書かねばといった意識がありました。ただ、今回の変更で半月〆切が早くなってしまいました。また、〆切が早くなって、いつかは4月に〆切なんてこともあるのかもしれませんね。
今回のスケジュール変更要点まとめ
国際研究や学術変革のスケジュールも変わりましたが、基盤S・A・B・C・若手のみのスケジュール変更要点をまとめます。
基盤S
- 公募開始が7月上旬→4月中旬へ早期化
- 申請書〆切が9月上旬→6月中旬へ早期化
- 結果通知が4月下旬→2月中旬へ早期化
基盤A
- 公募開始が7月上旬→7月中旬へ後退化
- 申請書〆切が9月上旬→9月中旬へ後退化
基盤B・C・若手
- 公募開始が8月上旬→7月中旬へ早期化
- 申請書〆切が10月上旬→9月中旬へ早期化
色々まとめてみましたが、基盤Sが全体的に2カ月ぐらい前倒しとなり、基盤Aが半月遅くなり、基盤B・C・若手が半月前倒しになりましたね。
若手としては、今までより半月早く申請書を書きあげなければいけないという事で、忙しくなりそうですね。ただ、結果発表は2月末という事で、早く締め切られても結果発表は早くなりませんでした。結果発表も2月頭位にしてもらってもいいんですけどねぇ。
こうなってきますと、研究のアイディア自体は科研費の結果が出たらすぐに次のアイディアを探さないと若手は間に合わないレベルになってきましたね。3ヵ月で案を練り、2カ月かけて申請書を書きあげれば準備万端?のはずですね。
令和5(2023)年度からは特に申請書の〆切が早くなりましたので、気を付けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。何か皆さんの参考になれば幸いです。
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