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科研費(学振)申請に役立った参考資料まとめ

学振

こんにちは、凡才博士です。先日、科研費(若手)への申請を無事に期間内で終える事が出来ました。学振を取っていたので、その当時を思い出しながらの執筆となりました。

科研費(学振含む)の申請書の書き方については、偉い方が色々発信しているので、私のような凡才から特に発信すべきことはありません。ただ、今回は忘備録ついでに、申請書の作成に参考になった資料等を一覧にしてご紹介しようと思います。

また来年度も申請書を書く際に必要になると思いますので、自分のためだけにまとめています。もし何か必要としている情報が皆さんでも見つかると幸いです。

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科研費(学振含む)申請に役立つ書籍

実は科研費申請に関する書籍はあまり読まないタイプです。しかし、Webページを探すよりも書籍の方が体系的にまとまっていますので、一度目を通す方が絶対に良いとは思います。以下の有名所をご紹介いたしますが、内容がかぶっている所もあるので、全部は読む必要ないと個人的には考えています。

科研費獲得の方法とコツ

児島将康先生の有名な書籍ですね。常に最新の申請書フォーマットを追っていますので、一番新しいものを購入するのが良いと思います。

私のような駆け出し凡才研究者はまず一番初めに読んでおきたい1冊になりますね。何となく科研費行けるんじゃないかと、感覚だけは思わせてくれます。

できる研究者の科研費・学振申請書 採択される技術とコツ

ご存知の方もいるかもしれませんが、研究者に人気のサイト「科研費.com」の運営者の方が分かりやすく申請書について解説してくれます。まさに博士を卒業したばかりの若手がまず科研費(若手)に応募するのに分かりやすい内容となっています。学振にも力をいれているみたいですので、若手研究者には分かりやすいですね。ただ、既に常識のような内容も載っているので、学振で鍛えられた方は少し物足りないかもしれません。

科研費 採択される3要素

科研費は毎年微妙に変わってきますので、最新版の内容ではないのですが、平成30年度助成(平成29年9月より申請)分より大幅に変更となる科研費の新制度に対応した内容となっています。こちらも有名な書籍ですね。

科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック

こちらは、児島将康先生の姉妹書籍になりますね。「科研費獲得の方法とコツ」は教科書的な感じですが、こちらは実例から学ぶ形でして、既に科研費の事は良くわかっていて実践編を探しているならこちらですかね。化学で申し訳ないのですが、実験の手引き的なイメージです。児島先生の2冊を読破すれば科研費申請に困る事はかなり減るのではないのでしょうか。

さて、科研費に関する書籍のご紹介はここまでとしておきます。書籍の難しいところは最新の科研費の傾向を追う所ですね。毎年フォーマットも変わりますし、時には制度や審査方法も大きく変わります。やはりそれを書籍で追うというのは中々最新の情報は追えない事が多いですね。なので、書籍では科研費の基本となる所が理解できればいいと考えています。学振も科研費も自信が一番納得できる申請書が出せれば落ちたときにも悔いが残らないかと思います。

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科研費(学振含む)申請に役立つサイト

つぎは若手研究者に役立つWebサイトをご紹介いたします。Webサイトの方が科研費や学振の最新情報を追う事が出来ますね。具体的に解説してくれている所もあり無料で見れてありがたいです。また、各大学が出してくれている資料なんかもありがたいですね。

KAKEN

学振でもそうですが、科研費でもKAKENの存在は外せませんね。こちらに採択された研究は全てが正解ですから。このデータベースは申請書を書くにあたりありがたいです。研究者を探すのにもべんりですし。KAKENの良い使い方は過去の記事でもご紹介してありますので、ご参考にどうぞ。

羊土社HP

科研費獲得の方法とコツ Online - 羊土社

児島先生の書籍を紹介するサイトですが、科研費の事をかなりまとめてくれてます。「速報〜科研費制度の変更点をお届けします」のコーナーは変更点をまとめてくれているので、大変分かりやすいです。こういったフォーマットの変更点は学振のサイトでももちろん公表されているのですが、学振のHPは何とも情報が分かりにくく、要点だけまとめてくれているのが良いですよね。正直、書籍を買わなくても初めての申請書作成ではこちらのHPを見るだけで全体像がつかめます。

Smart Lab Life

科研費獲得のための応募戦略|科研費獲得の方法とコツ Online - 羊土社

こちらも羊土社が運営していたサイトのようです。情報は古いですが、科研費や学振の応募エッセンスが何となく学べます。

2017年9月12日総合地球環境学研究所科研費説明会スライド

こちらもご覧になられている方が多いかもしれませんが、若手研究者のための科研費について紹介していただいてます。テクニック的なことは特に無いのですが、科研費の全体像がつかめますし、なにより見ていると何となくやる気が出てくるところが一番いいです。

科研費の添削.com

科研費の申請のプロであるURAによる添削サービス(学振や科研費等)|科研費の添削.com
科研の申請のプロである現役のURAが申請書(学振や科研費等)の添削を行います。最短3日での添削が可能です。採択率の向上に向けて、業者にはできないプロによる丁寧な支援を行っています。支援のメニュー. 添削1回コース. ¥9,000~

このサイトからは得られる情報はほとんどありませんが。有料で申請書の添削を行ってくれます。学内で科研費の書類を見てくれる人がいないとか、研究機関で科研費のサポートが無い場合に有効です。個人を対象として添削を行ってくれる所は中々無いので、良いビジネスかと思います。URAの全国組織である「一般社団法人 全国URA大学研究機構」の科研費支援チームが主催していますので、高品質な添削を低価格で提供しているそうです。

学振の審査・評価についてのページ

審査・評価について|科学研究費助成事業(科研費)|日本学術振興会
日本学術振興会の科研費に関するページです。

実際に評価する先生たちが読む審査の手引きが公開されています。審査の基準や評価方法が載っていますので、敵を知るにはもってこいの資料です。理論的にはこの手引きにある項目を網羅して高い評価になるであろう申請書にすれば通る事間違いなしです。(実際に理論的にいかないので困るのですが…)

獨協医科大学の科研費応募手引き

https://www.dokkyomed.ac.jp/upload/CommonFile/files/dokkyo_20200828143442.pdf

大学や所属している研究機関に科研費申請のサポート窓口(URA等)が無い場合、実際の申請方法は右も左も分からない状況です。獨協医科大学の科研費応募手引きはそんな基本的な疑問を全て解決してくれる資料になっています。

これがネットで無料で公開されているので、活用しない手はありません。正直これを頭からやっていく事で一人でも科研費申請は出来てしまいます。解説や注意事項もエッセンスのみ簡潔にまとめられており、初心者に分かりやすく素晴らしい資料です。

電子申請システムにも画面付きで分かりやすいです。普通は申請書の研究計画書の所にばかり目が行きがちですが、予算申請等の本当に欲しい情報が詰まっています。私のような初心者が読むべき一押しの資料です。

京都大学学術研究支援室(KURA)の研究計画調書の書き方

https://ecr.research.kyoto-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/proposal-writing_20190417_kamiya-koizumi.pdf

京都大学が無料でPDFを公開している資料です。申請書の書き方のヒントが詰め込まれていて、無料で見れるのにクオリティーが高いです。これをヒントに自分の申請書をブラッシュアップしていきたくなるような構成です。申請書の見直しの際にも役立ちました。

東海大学メディカルサイエンスカレッジオフィス資料

http://www.tsc.u-tokai.ac.jp/pubhome/ikenkyu/04kaken/04kaken_koubo/koubo/format/R04/tebiki_r4.pdf

こちらも獨協医科大学の資料と対をなすほど分かりやすく丁寧に解説されています。しかも比較的若手に対象を絞っているように見えますので、この手引きだけ読んでも十分に応募可能かと思います。

獨協医科大学の資料で分からない点があったら、こちらの手引き等を見て追加情報を補う形でも使えます。もちろん両方単独で読んでも迷うことなく科研費申請が出来るような手引きになっています。有名大学ですとこういった資料は学内限定公開だったりするので、一般に公開していただいて大変ありがたいです。

その他の申請例としてお役立ち資料

http://www.wakayama-u.ac.jp/_files/00217705/R3_kaken_ryuuiten3.pdf

http://www10.showa-u.ac.jp/~kenkyu/monkashou-kaken-koubo/H30-9gatu/%E8%8B%A5%E6%89%8B%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BD%9C%E6%88%90%E4%BE%8B.pdf

https://taka-coma.pro/pdfs/kaken_wakate_2018.pdf

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終わりに

科研費に関する書籍も充実していますが、ネットに落ちている資料もかなり参考にできるものが多いですよね。特に各大学で出されている科研費の手引きや申請のコツなんかは申請書を作成していくうえで助かりました。無料で見れるなんて良い時代になった物です。個人的には科研費の本は1冊とネット上に転がっている良い資料さえあればとりあえず申請書の最初のステップは躓く事は無いのだろうかと思います。

私も科研費は毎年申請する勢いですので、皆さんのお薦めサイトや書籍等を教えていただけるとありがたいです。本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。何か皆さんの参考になれば幸いです。

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