※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

宇宙飛行士候補者の第0次選抜および英語試験結果について

JAXA就活

こんにちは、凡才博士です。凡才博士の宇宙飛行士挑戦シリーズに進展がありましたので、ご報告します。以下の、以前の記事では書類選考に突破したことをご報告させて頂きました。ただ、英語試験の合否からは秘密にしていますので、今回も「データで見る0次選抜結果」をお送りしていきたいと思います。宇宙飛行士になるのは狭き門であることが良くわかる結果となりました!

前回の書類選抜結果については、以下の記事をご参考下さい。

スポンサーリンク

英語試験の合格者について

英語試験を実施してからかなり時間が経ちましたが、0次審査の結果としてまとめてデータが公表されました。JAXAからの公式なプレスリリースは以下の通りです。

JAXA | 2021年度 宇宙飛行士候補者の第0次選抜結果について
「2021年度 宇宙飛行士候補者の第0次選抜結果について」を掲載しています。 -宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)は、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う機関です。

まず、英語試験の結果についての情報をまとめると、以下のようになります。(かなり情報が少ないです。)

  • 英語試験合格者数 :1,407名
  • 内訳:男性 1,113名(79.1%)・女性 292名(20.8%)・その他 2名(0.1%)

という事で合格した1407名の方おめでとうございました!

英語試験を受験された方は2,266名ですので、落ちてしまった方は859人という事になりますね。英語試験の倍率(英語試験を受験した方の合格率)は1.6倍(62%)という数字になり、半分も落ちていない事が分かりましたね。

英語は点数によって線引きがあったかと思いますが、英語が出来る方は特に問題なかったものかと思います。皆さん英語は得意な方が多いと思いますので、この高い合格率になったのかと思います。

前回の健康診断による書類審査の方が倍率が高いわけですから、英語の能力はそこそこあればいいという事ですね。ただ、「あんまり低いと落としたよ」というメッセージが今回の倍率に表れているかと思います。

スポンサーリンク

第0次選抜合格者について

今回の応募者と合格者の内訳も、以下のように一覧表として公表されています。

英語試験も通過した選ばれし書類選抜合格者の2,266名が、→205名にまで削られてしまいました。0次試験の倍率は11倍となり、合格率(突破率)はたったの9%となりました。

書類審査合格者だけで半分も削られたのに、0次試験の合格者はその中からたった9%しか選ばれませんでした。かーなり絞られましたね。ネットでもほとんど落ちています。逆に合格している人を見つける方が難しくなってきました。

JAXAから提供された情報を元に、前回と同様に年代別合格者を作成してみました。以下のグラフは書類選抜合格者を基準として、どの程度0次試験を突破したかを表しています。グラフの左軸が人数を表し、右軸が年代別合格率を表しています。

書類選抜合格者を基準にした0次試験合格者

こう見るとまた面白い事が分かってきますね。まず、60代以上の方の合格率が0%となっていまして、60代以上で合格している方は誰もいない事が分かります。60代以上は夢も希望も無いわけです。悲しいですね。

次に分かる事はこの0次試験においても若ければ若いほど合格率が高いという事です。今回の0次試験は一般教養やSTEM試験・適性試験がありましたので、かなり頭をフル回転させることが多かったかと思います。

特にSTEM試験については理系の科目のため、若ければ若いほど記憶も新しいので有利でしたね。また早い頭の回転が求められるテストもあったかと思いますので、やはり若ければ若いほど有利でしたね。

受験した人数が一番多いのが30代ですから、結果的には30代が一番人数が多いのですが、合格率が一番高いのが20代という事になります。

次回受験される方は20代か30代のうちに受験したい所ですね。恐らく次の1次試験の医学検査で狙われるのは50代でしょう。(笑)

続いて、今回の0次試験合格者を応募者全体から見てみましょう!

まず、全体の応募者が4,127名ですので、そこから205名が0次試験を合格したことになります。全体を見ると0次試験合格の倍率は20倍となり、合格率(突破率)は5%と驚異の数字になりました!0次で5%しか受からないとは、流石に宇宙飛行士ですね。

書類選抜の物と大して変わらないのですが、全体に対する合格者についてグラフにしてみました。

応募者全体をを基準にした0次試験合格者

今回合格した方をオレンジ色で表しているのですが、もう50代に至っては見えません。(笑)20代の合格率も応募者全体を基準とすると8%まで落ちてしまいました。0次でこれですから、1次ではなく0次だというのが特徴です。0次ですのでスタートラインに立てる1次にすら多くの人がたどり着けないのです。

スポンサーリンク

終わりに

今回もデータで見る宇宙飛行士試験という事でお届けしました。グラフにしたことで全体を俯瞰できましたでしょうか?次回は宇宙飛行士試験の詳細について個人的な視点からご報告できたらと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。何か皆さんの参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました