※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

宇宙飛行士候補者の第1次選抜結果について

cosmonaut就活

こんにちは、凡才博士です。久しぶりですが宇宙飛行士挑戦シリーズに進展がありましたので、ご報告します。前回の記事においても同様ですが、試験の内容については機密事項になっているため、なかなかお伝え出来ません。私自身も受験者数が多かった英語試験の合否からは残念ながら秘密にしています。

なので、今回もJAXAの公式発表から分かる「データで見る1次選抜結果」をお送りしていきたいと思います。(人数が絞られてきたことで、あまり注目されなくなってきましたが、細々とお送りします。)この結果が発表されるたびに、はやり宇宙飛行士は最大でも片手で数える人数しかなれない事を実感します!

前回の0次試験のまとめについては、以下の記事をご参考下さい。

スポンサーリンク

第一次選抜合格者について

JAXAから第1次選抜の合格者について正式にアナウンスがありました。毎回人数しか公開しないつまらないプレスリリースなのですが、気になれば覗いてみてください。

JAXA | 2021年度 宇宙飛行士候補者の第一次選抜結果について
「2021年度 宇宙飛行士候補者の第一次選抜結果について」を掲載しています。 -宇宙航空研究開発機構 JAXA(ジャクサ)は、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用に至るまで一貫して行う機関です。
出典:JAXA「2021年度 宇宙飛行士候補者の第一次選抜結果について」

プレスリリースにもありますように、1次選抜の合格者はたった50名になってしまいました。まだ、1次試験なのにもう50名しかいません…1次試験の時点で205名の方が病院での医学検査を受検しました。これだけでも結構めんどくさそうなので、さらに筑波で試験を受ける2次試験はかなり人数を絞りたいというのが本音でしょう。

1次試験の全体の結果をまとめると以下のようになります

  • 1次選抜合格者:50名
  • 0次から1次の合格率:24%(倍率にすると4.1倍)
  • 応募者全体から1次の合格率:1.2%!(倍率にすると83倍!)
  • 50代の合格者もとうとう0名に…

0次の通過人数205名から約1/4になってしまいましたね。合格率は24%なのでここでもかなり絞られてしまいました。応募者全体の倍率は驚異の1.2%です。1次合格者は83倍の倍率を勝ち抜いたことになります。乃木坂のオーディションに比べればまだまだですね。

スポンサーリンク

グラフで見る1次選抜合格者

前回の記事では合格率と、合格人数を一緒のグラフにしてきましたが、人数が絞られてきたため一緒のグラフにするのがそろそろ難しくなってきました。すこし見にくいですがバラバラのグラフでご説明します。

各試験における合格率

今回は合格率をグラフ化してみました。この各試験合格率は次のステージに合格した率を表しており、応募→書類審査通過、書類審査→0次試験通過、0次試験→1次試験通過の3ステージ分の合格率を表しています。

このグラフから少し面白いことが分かりますね。それは、意外と1次選抜の合格率が0次選抜より高いという事です。1次選抜合格者は人数こそ少ないですが、20代~40代の合格率は20%~30%と意外と高めな結果となりました。

逆に0次選抜の悲惨さがが分かりますね。合格率なんて高くても10%程度なのですから。どんだけ合格者を絞ったのでしょうか…0次を通過した方が希望が持てるという事です。

受験者全体で見る合格率

先ほどは各試験の通過ごとの合格率を出しましたが、応募者全体の合格率はどうでしょうか?基準を応募者としていますので、合格率(≒倍率)はどんどん少なく(倍率なら高く)なっていくはずです。

ぜ、ゼロ次試験から0%表示のグラフを作る意味が無くなってきますね。もう良くても1桁のパーセンテージですから。このグラフらからですと、30代がわずかに有利ですね。(1%ですが…)1次選抜の結果だけを見ますともう20代~40代では合格率はほぼ横並びという事です。

ただ、0次試験合格者で60代が0名になり、1次選抜で50代が0名となったので、2次選抜では40代が…?何となくそんな気がしてしまいますが。年齢が若いほどいいというリスクについては過去の記事で予測済みですね。

人数で見る合格者推移

これまではパーセンテージで示していましたが、最後に絶対数として合格者数をグラフ化したので見てみましょう!以下が各選抜での合格者推移になります。

母数の大きい30代が1次選抜においても多く残っています。20代以下の方たちも若さを重視しているのか応募者が少ないにもかかわらず12人も残っていますね。やはり肉体のピークは20代ですからこれからの医学試験等には強いのは間違いないですね。

既に述べましたように50代と60代は0人になってしまいました…これはJAXAが希望する宇宙飛行士像には合わないという事で、優秀な方もいるのは確かですがやっぱり年齢という事ですね。今回の試験と通して思うのが、応募者を広く募集する割には求める人物像は大きく変わっていないかと思います。視力の足切りが大きい所や、理系科目を重視した試験で上位層が合格する所などこれまでの宇宙飛行士募集の厳しい条件とあまり変わりがないように思います。

スポンサーリンク

終わりに

結局これまでと同様の資質が求められるのであれば、何のために広く募集を募ったのかよくわかりませんね。試験の不手際も発生していますし、最初から募集を制限して細やかな試験を実施した方が良いかと思います。これまで通りの基準で応募しても結局残る人は変わらないかと予測しています。

何となく倍率を上げたいだけ(どこかの試験も倍率というノルマがあるみたいですし…)・メディアに注目されて盛り上がりたいなどと個人的には色々考えさせられる結果ですね。もちろん一番は受験者の皆さんの納得のいく試験を公平に実施する事ですね。後はどうせ50代以上を全て落とすようであれば、最初から年齢制限を設けるべきだったと思いますね。皆さん時間もお金も限られている中で受験しているのですから、選ぶ側はそれなりに敬意を払うのが重要かと思います。(就活でサイレントお祈りなんてもってのほかです。宇宙飛行士だけでは無くて全国の企業すべてに該当しますね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。最終的に誰が宇宙飛行士になるのか楽しみですね。主婦もしくは主夫の方でもなっていたらはやり広く募集したかいがあったなぁと感じます。結果はいかに⁉

コメント

タイトルとURLをコピーしました